大地のパワーを求めて、伊豆諸島三宅島【日本旅行記 三宅島】

2022年1月5日国内, 家族で2015年, 三宅島, 日本

三宅島

オイラは、2015年9月、父親が絶滅危惧種アカコッコを見たいとのリクエストから、バードウォッチングでも有名な大地のパワーみなぎる伊豆諸島三宅島へ。そこには、ハワイ島を思い浮かべる世界が待っていた。

それでは、三宅島屋久島への家族の旅の様子を、どうぞ。

スポンサーリンク

この旅の魅力

三宅島は、富士箱根伊豆国立公園に属し伊豆諸島で第3位の面積55㎢の火山島。
三宅村の魅力といえば、その雄大な美しい自然。火山による荒々しい風景と透き通るような海の青さ、溶岩によって破壊された場所とそこに新たに生まれる植物の生命、対比が何とも表現できない素晴らしい魅力があります。

バードウォッチング、トレッキング、ダイビング、釣り、と大自然に触れることができ、最近ではトライアスロンやボルダリングなども盛んです。
特に、バードウォッチングでは、国の天然記念物である絶滅危惧種の三宅島の鳥アカコッコ、渡り鳥イイジマムシクイが生息、ほかカンムリウミスズメやウチヤマセンニュウ、と絶滅危惧種を含め、野鳥が多く生息している島です。

旅行の目的に合わせて下調べをすると、日帰りでも大自然を堪能することができます。

三宅島観光


三宅島はココ⇑

三宅島までの道中


東京竹芝桟橋で乗船手続き、夜遅い時間でも多くの人が列をなしている。


東海汽船の橘丸に乗り込む。


レインボーブリッジの下を潜り抜けていく。

三宅島ふれあい自然センターアカコッコ館


島の多様な動植物の生態を観察できます。ここでも運が良ければアカコッコを見る事ができるという。アカコッコは見ることが出来なかったが、他の野鳥を観察することが出来た。

大路池

約2000年前にできた周囲2kmの伊豆諸島最大の淡水湖。三宅島ふれあい自然センターアカコッコ館の近く、アカコッコほか野鳥を観察しにゆっくり散策。多くのバードウォッチャーに出会う。原生林に囲まれた静かな池のまわりは、なぜだか神秘的。

迷子椎

この椎は、三宅島の数多の噴火に耐え、奇跡的に残った高さ15mの有名な木。以前は火山の噴火を鎮める神が宿るご神木「やどり木」として数百年も昔から大切にされ、みだりに近づくことも禁じられていました。今では、この密林に迷い込んだものが、この大木を目標にすれば助かるといわれており、「迷子椎」とよばれる。この大木の年輪は三宅島の噴火とともに生き抜いてきた村人の生活と苦悩を語る唯一の証人といえる。

メガネ岩

度重なる火山活動によって溶岩流が浸食されてできた奇石「メガネ岩」。1959年の伊勢湾台風でメガネの片側が壊れて今の形となっている。ここは、不思議なアーチ構造の海底地形であり、有名なダイビングスポットでもある。

伊豆岬


伊豆岬灯台。純白のランプ式で、珍しい角柱形の無人灯台。


灯台前の道路は見通しが良く走りやすい。

伊豆岬の地層は、三宅島の中でも最も美しいと言われ、大変貴重。過去1万年の三宅島の噴火史が明らかになった。日本の地質100選に認定されている。

火山灰等により緑が焼失し流木になったような木々が多数存在する。

七島展望台

雄山の中腹にある展望台。その名の通り、天気の良い日には伊豆七島を見ることが出来る。


1983年の噴火は、この付近で最初の火口が開き、噴火割れ目は上に伸びて牧場上部に達した後、海岸まで火口列を形成し火のカーテンとなった。その際、流出した溶岩流は阿古の集落まで流れていきました。

火山体験遊歩道

1983年噴火の溶岩流で埋没した阿古地区19haには旧阿古小・中学校や約400戸の民家が埋没。現在は、被災した地区を遊歩道として散策し火山の恐ろしさを体験できるようにしている。

その他

岡太楼本舗

1960年創業のお菓子屋「岡太楼本舗」。牛乳煎餅の工場に店舗が併設されており、作り立てを販売している。美味しく手軽に食べられるので、オイラはドライブ中のお供として、またお土産用として、一日に二度も買いに行った。

平野食堂

三宅島特産「岩のりラーメン」。


最初の見た目は、真っ黒で相当なインパクト。ただ、岩のりの中に箸を突っ込むと細麺が、食べてみると意外とあっさり、薄味で美味しい。

この旅の相棒

帰路

三宅島ってこんなとこ

東京都に属し、東京から南南西に約180kmほどの太平洋上にある島。三宅島は、中央にある最高峰で標高775mの活火山「雄山」を中心として直径約8kmのほぼ円形の島である。
また、伝説や歴史が残る「歴史の島」でもある。江戸時代からは流刑島となり、流人には絵師、博徒、宗教家、等の歴史上の有名人も多い。
火山の噴火は、直近では1940年、1962年、1983年、2000年(全島民が避難するも、2005年2月1日に一部を除き避難解除)に起きている。

お勧め

三宅島は、火山活動により島全体の動植物の生命活動を危うくするも、毎度動植物は復活を繰り返しています。1983年、2000年、の噴火により大打撃を受けたが、現在は植物は60%以上再生しているという。火山灰で朽ち果てて流木のようになった木の下に新しい生命が宿り今では緑が生い茂っていたりと、生命の活力と凄まじいほどの息吹を感じられます。

絶滅危惧種の多い島、雄大な美しい自然。荒々しい風景と透き通るような海の青さ、破壊された場所とそこに生まれる新たな生命(「死」から「生」への活力)、対比が何とも表現できない素晴らしい魅力を是非体験してみてください。

ほな、家族と、夫婦で、友人と、旅いこか。

スポンサーリンク