歴史煌めく街「音楽の都」ザルツブルク【世界旅行記 オーストリア編その3】

2022年1月6日ヨーロッパ, 夫婦で, 海外2007年, オーストリア, ヨーロッパ

ザルツブルク

【世界旅行記 オーストリア編その2】から続きます。

オイラのザルツブルクの旅、是非楽しんで参考にしてください。

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この旅の魅力

ザルツブルクは、「ザルツブルク市街の歴史地区」として1996年にユネスコ世界文化遺産登録された、街全体が世界遺産です。

歴史的建造物に加え、美しい街並み、文化と芸術の中心地、として中世以降ヨーロッパの煌びやかな世界がそのまま今も残っています。

モーツァルト生誕の地であり、第38回アカデミー賞を5つ受賞したハリウッド映画「サウンドオブミュージック」の舞台となった場所である。

街全体がゆったりとしており、ゆっくりのんびり街の散策が出来ます。

ザルツブルク観光

googleMAPで見るザルツブルク
ザルツブルクはココ ⇑

ウィーンからザルツブルクへ

ウィーンからザルツブルクへ
ウィーンの車窓から

車窓から見た景色。

ミラベル宮殿と庭園

この地は、「サウンドオブミュージック」の舞台となった場所(ロケ地)。

花壇、噴水、彫刻、野外ステージが設けられる、ゴシック様式の「庭園建築の宝石」とも呼ばれる優美な庭園が広がっている。

ミラベル宮殿

正面に見えるのが「美しい眺めの宮殿」という意味を持つミラベル宮殿。手前がミラベル庭園。

ミラベル宮殿は、17世紀初頭に大司教が愛人とその子供たちのために建てた宮殿。聖職者である筈の大司教がどれほどの権力を持っていたかが想像できる。

ミラベル宮殿とミラベル庭園ミラベル庭園

ミラベル宮殿クラシックコンサート

夜には、ミラベル宮殿「大理石の間」でミニクラシックコンサートを行っていた。

このバロック様式の「大理石の間」は、素晴らしい音響を持つ。かつて大司教のためにモーツァルトが演奏したことのある由緒ある大広間として知られています。

オイラは前日の予約かつリーズナブルな価格でこのような場所でクラシックコンサートが聞けたのは夢のようです。

ミラベル宮殿「大理石の間」ミラベル宮殿「大理石の間」クラシックコンサートミラベル宮殿「大理石の間」クラシックコンサート

ホーエンザルツブルク城

ザルツァッハ川向こうのメンヒスベルクの丘の上にそびえたつお城が、ヨーロッパ最大の規模を誇るホーエンザルツブルク城。

1077年に着工し、その後700年かけて増改築され現在の姿になった。

ホーエンザルツブルク城ホーエンザルツブルク城ホーエンザルツブルク城からの眺めホーエンザルツブルク城から南アルプスを望む

ホーエンザルツブルク城の上からの眺め。そもそもは防衛のための城であるが、現在ではザルツブルク市内が一望でき風光明媚な街並みを見る事ができる観光名所。

西側はアルプス山脈の眺めであり、その向こうはスイス、イタリアとなる。

ザルツブルク大聖堂

ザルツァッハ川西岸旧市街地に位置するザルツブルク大聖堂は、8世紀後期に建造されたヨーロッパ有数の美しさを誇る教会。

モーツァルトが洗礼を受けた場所として有名で、モーツァルトは後にオルガン奏者を務めたという。

ザルツブルク大聖堂ザルツブルク大聖堂

ドーム内部の天井のフレスコ画は息をのむほど美しい。

ゲトライデガッセ

ゲトライデガッセのガッセとは「小さな通り」を意味しており、ザルツァッハ川に沿うザルツブルク旧市街地にある。ザルツブルクの街が司教区となった8世紀初頭にできた通りという。

この通りは、中世の趣を残しており看板までもが美しい通りである。

ゲトライデガッセゲトライデ通りゲトライデ通りのマクドナルド

ファーストフードのマクドナルドの看板も中世感が出てこんなにオシャレに。

モーツァルト像

モーツァルト像

オーストリアってこんな国

オーストリアの正式名称は「オーストリア共和国」、民主主義に基づく共和国で首都はウィーン。国土は日本の約22%で北海道とほぼ同じ大きさ、人口は東京都より少ない日本の約7%となる約900万人

こう考えると、とても小さな国だというのがわかる。オーストリア人の約9割がゲルマン民族で、ドイツ語を母語(方言のように少し違いますが)としています。

この国の原点は、以前ハプスブルク家の帝国として13世紀後半から中欧に約650年間君臨し栄華を極め、第一次世界大戦までは欧州五列強の一角を占めていた。

しかし、1938年にはナチス・ドイツに併合、1945年には第二次世界大戦で敗れ連合国軍による分割占領があったが、1955年に独立回復と永世中立国化※により現在の体制となった。

経済面

経済は、EU加盟国25ヶ国の中でも豊かで安定した国。GDPは世界210ヶ国中第25位、一人当たりGDPは世界第10位。

産業の特徴としては、オーストリアにはよく耳にするような大企業は少ないですが、キラッと輝くスペシャリストのプロフェッショナル集団の中小企業が支えています。

また、国内には原子力発電所もなく、環境への意識が高くエコロジー・無農薬を徹底したヨーロッパでは先駆者的な存在です。

オーストリアと日本の違いについてオーストリア政府観光局公式サイトにありましたので、抜粋します。

  • オーストリアには覆面禁止法「公共の場で顔を覆うベールの着用の禁止」があります。特別な健康上の理由等がない場合は、無用のトラブルを避けるべくマスクを外さなければなりません。
  • 経済的なホテルにはアメニティがありません。
  • 救急車は有料
  • 公共トイレは有料
  • オーストリア人はエチケットとして食事は音を立てずに食べます。また、習慣として、鼻をかむ時、すする時、の音を嫌います。


Q.永世中立国とは?
A.国際法上において、永久に他国間の戦争に介入しないまた自国防衛と中立侵犯防止のため以外は自ら戦争を仕掛けない、両方の義務を負うとともに、その独立と領土の保全を永久に保障されている地位にある国家。

お勧め

ウィーン及びウィーン近郊は、ハプスブルク家の栄華を極めた想像を超える時代を想像することが出来る見どころ満載。

ザルツブルクも同様に、歴史のある中世を感じる美しい街並みに加え文化と芸術の中心地「音楽の都」を堪能できます。

また、敷居が高そうな世界ですが、ミラベル宮殿のコンサート等、比較的敷居が低かった印象があるのも魅力だと思います。

これだけの歴史を見るため、また、特に宮殿等広大であるため、やはり数日ではなく滞在期間を多くしてじっくり楽しみたいところです。

カフェもたくさんありますので、当時の気分をゆっくりのんびり優雅に味わうことをお勧めです。

ほな、家族で、夫婦で、友人と、一人で、旅いこか。

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