移住したい国13年連続No.1マレーシア【世界旅行記マレーシア編】

2022年1月6日一人で, 東南アジア, 海外1999年, アジア, マレーシア

マレーシア

タイに住んでいたオイラは、隣国マレーシアに行って見たくて1999年9月に訪れた。

その後、20年が経つが、今では、2019年4月に13年連続で「ロングステイ希望国・地域2018」※①でNo.1に輝き、約1万人の日本人が移住しているという。

現在のマレーシアはオイラが行った時より更に魅力を増していると思うが、当時の記録からロングステイNo.1に輝く秘密を紐解く意味でも楽しんでもらえれば嬉しいです。

※①
Q1.「ロングステイ希望国・地域2018」はどこが選定しているの?
A1.一般財団法人ロングステイ財団、1992年設立通商産業省(現経済産業省)の認可を受けて設立した団体

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この旅の魅力

マレーシアは、都市部、ビーチ、高原、と異なる魅力的なエリアがあります。

また、多民族国家であり、食文化を含め様々な文化や習慣や歴史があり、グルメに観光と趣味に応じて多様に楽しめる魅力があります。また、物価も総じて安いことも魅力の一つです。

クアラルンプール周辺

googleMAPで見るクアラルンプール

マレーシアのクアラルンプールはココ⇑

ペトロナス・ツイン・タワー

まずは、クアラルンプールのシンボルから。

ペトロナスツインタワー

ペトロナスツインタワーは、オイラが行く前年1998年に建設、ツインタワーでは世界一高い88階建て452mだった。

当時は世界一高いタワーがマレーシアに出現したと大いに話題になったものだ。尖塔はイスラム教の象徴モスクの先端をイメージしているという。

ペトロナスタワー建設については、競争を促すため、タワー1を日本企業「ハザマ」に、タワー2を韓国企業「サムスン物産」に依頼したことは有名。

バトゥ洞窟(セランゴール州)

バトゥ洞窟の入り口

バトゥ洞窟は、マレーシア唯一のヒンドゥー教の聖地。洞窟は4億年前にできた石灰岩の岩山にある。

写真の272段の階段を登れば、鍾乳洞の中にヒンドゥー教の神々が祀られている。

19世紀後半にインド人が寺院として建立、寺院としての歴史は浅いもののヒンドゥー教の聖地になっていることを考えると、この4億年と言われる洞窟に見えざるパワーがあるのだろう。

KLCC公園(Kuala Lumpur City Centre Park)

Kuala Lumpur City Centre Park

クアラルンプールの高層ビルに囲まれた広大な敷地の自然のオアシス。

反対側にはペトロナスツインタワーも綺麗に見え、人々の憩いの場となっている様子がわかる。

スルタン アブドゥル サマド ビル(旧連邦事務局ビル)

大英帝国による植民地時代にイギリス人建築家によって設計、1897年に建設。当時この建物は、英国統治時代には連邦事務局が設置され中枢的な役割を果たしていた、歴史的建造物。

ロンドンのビッグベンをイメージしたという時計、その上のモスク風景観、南国のヤシの木、ムーア様式の煉瓦造りの外観が特に美しく特徴的であり、マレーシアの観光地となっている。

ロイヤル セランゴール ピューター ビジターセンター

世界最大のジョッキ

マレーシアの伝統工芸品である錫製品ピューターで有名、今回の旅のお土産の目玉としては、写真のジョッキは世界最大の大きさで、ギネスブックにも登録されているほど。

マレーシアってこんな国

正式国名「マレーシア」は連邦制立憲君主国。国土は日本の約88%で、人口はなんと日本の約25%となる3,100万人の国である。

マレーシアの国土は、マレー半島南部とボルネオ島北部を領土としているが、国境は、マレー半島ではタイと、ボルネオ島ではインドネシア、ブルネイ、と接しており、領海ではシンガポール、フィリピン、ベトナム、と多くの国と接している。

また、海のシルクロードとも呼ばれており、中世には中国、インド、中東、西欧、から貿易商人による交易が盛んであった。

それ故、マレーシアは、多民族国家(マレー系69%、中国系23%、インド系7%、その他)となっており、宗教は国家宗教をイスラム教61%としているが、仏教20%、ヒンドゥー教6%、キリスト教9%、と多宗教でもある。

歴史は、15世紀初頭にマラッカ王国建国、16~17世紀ポルトガルとオランダ東インド会社による支配、1824年から1957年までイギリスによる植民地支配(1942年~1945年は日本軍が占領)、1963年マレーシア独立。1965年にはシンガポールが分離独立した。

マレーシアで有名な、現首相のマハティールは、開業医から政治家に転じて第4代首相(1981年-2003年)に就任、欧米ではなく日本の経済成長を見習おうとルックイースト政策をはじめ強いリーダーシップで国力を飛躍的に増大させた。

2018年に92歳で第7代首相に返り咲き、同国最長の23年間の在任期間となっている。

こぼれ話

市内観光の現地ツアーに参加させてもらった。参加者はマレーシア人と欧米人約10人で、日本人はオイラただ一人。

自己紹介の際にタイから来たと伝えたところ、マレーシア人から、「日本人がなぜタイに住んでいるのか、酒かゴルフが目当てなのか?」と若干馬鹿にされた気がした。隣国同士はやはり敵対視しているのかなぁ。

マレーシアは移住したい国13年連続1位、だけどタイは8年連続2位※②と奮闘しているのも理由のひとつかな。

※②
Q1.移住したい国の推移を教えて下さい。
A1.

ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2018』より

お勧め

オイラが行った先は、クアラルンプール周辺だったため、今一つマレーシアの魅力を伝えることが出来なかったと思う。

マレーシアには、ユネスコ世界文化遺産が3ヶ所(マラッカ、ペナン島ジョージタウン、レンゴン渓谷の考古遺跡)と世界自然遺産が2ヶ所(キナバル公園、グヌン・ムル国立公園)もあり、美しいビーチも高原もある。

観光の受入れも多様な国なので、是非お好きな場所を探してみるのも面白いと思います。

移住したい国13年連続No.1とは、普通では無理な領域。

多民族国家で移住者を快く受け入れ、美しい場所、比較的安い物価、がこの快挙の要因のようだけど、オイラはその魅力がまだわかってないので、もう一度訪ねてみたいと思っている。

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