高さ世界一の眺望を目指した上海環球金融中心【世界旅行記中国編上海市その2】
2008年8月、北京オリンピックが始まる月にオイラは上海を生活拠点とすることになった。
たまさか、同じ月に当時世界一高い展望台を持つ101階建ての上海環球金融中心(以降、上海森ビル)が開業、すぐさま行かないと、と思い行ってきた。
その際の、観光の様子を記します、どうぞ。
この旅(観光)の魅力
あの六本木ヒルズ等を手掛けた日本の森ビルが建設したタワー、上海環球金融中心とは、英語にするとShanghai World Financial Center(SWFC)。
当時、世界では高層タワーの高さを競っており、現在では高さのみでは上海森ビルの高さは色褪せてしまったが、上海市内が一望でき計画経済の元で出来たレゴブロックのような整然とした街の様子も見て取れる。
上海環球金融中心
上海環球金融中心は、上海市のこの辺り⇑
展望台は高度474mで世界最高、ギネス記録にも認定されたほど。ビルの高さは492m。
2012年完成の東京スカイツリーの高さはアンテナを含めて634mだけど、第二展望台の高さは450m。はたしてその世界一の展望台からの眺めが気になる。
外灘から見た外観
まずは、中国人の多くが訪れる上海の観光名所、外灘からの景色は有名。
右手奥に見える栓抜き形のタワーが上海森ビル。
ここは、昼夜とも景色が綺麗なので対比を写真に撮ったので、是非見て下さい。ただ、この景色は2012年頃の写真です。夜は綺麗の一言。
手前はかつて電波塔としてアジア最高の高さを誇ったTV棟(東方明珠棟)、高さ463m。
上海森ビルは展望台でその高さを超えたんだから凄い、眼下に見下ろせる。
外灘の夜景
因みに、外灘の景色も綺麗なので掲載しておきます。
夜の外灘、おしゃれです。まさに夜景という言葉がピッタリ。
上海環球金融中心到着
下から見上げると、かなりの迫力。
ライトがついた上海森ビルも綺麗なので、ご覧ください。
エレベーターに乗り込み、最上階へ。
最上階の展望台へ。そこには、ギネス記録の証明が。
見晴らし
手前のタワーは、かつて2008年8月まで上海No.1の高さを誇っていた上海金茂タワー(420.5m、88階)、その先にある塔が1998年8月まで上海No.1を誇っていた上海TV塔(東方明珠塔)。
どちらも見下ろす高さであるのはわかっているが、驚くほど近い。
また、中央に屋根を斜めに切ったような建物(上海中国銀行ビル)があるが、ここは映画ミッションインポッシブル3でトム・クルーズが飛び降りたことで有名。
また、真下に広い公園があるが、実はこの後に、さらにアジア一高い上海タワーが建つことになる。
(2016年8月には上海タワーが開業、高さ632m、展望台は地上118階、展望台の高さ546m、と上海森ビルを見下ろすこととなった)
展望台の中央には強化ガラスがあり、下をダイレクトに見下ろせるようになっている。車がミニカーのよう。
当時、このガラスは中国製だというと日本人は誰も歩かない。高所恐怖症のオイラには無茶苦茶怖い。
上海浦東地区の街の様子、団地が地区ごとに色分けされており、整然と立ち並ぶ様子が見て取れる。
オイラが昔好きだったゲームのシムシティ―(古くてわからない方も多いと思いますが)のようで、市長になってみたいと思ったものだ。
料金
上海森ビルの当時の料金は150元(約2,300円)だったと思う、六本木ヒルズ展望台が1,800円で、屋上スカイデッキに行くとなると2,300円(森美術館も見れるけど)。まあ、こんなものかと。
ただ、現在ではその後ろに中国で最も高い上海タワーが建ち景色も変わっている。
上海タワーの料金を調べてびっくり、118階まで180元(約2700円)、125階まで220元(3300円)、128階まで360元(5400円)、だそう。
人間はどこまで高く上りたい欲求があるのだろう。
こぼれ話
通称栓抜きビルの上海環球金融中心、当初の設計時は、嘘か本当か知らないが、もともとは栓抜きの穴の部分は丸型で観覧車を設ける予定だったらしいが、日の丸を想像させるのを嫌って今の四角型となったという話を聞いた。
世界で最も高い観覧車であれば、もっと話題になったのでは…。
お勧め
上海では現在は上海タワーが最も高く上海森ビルの魅力は薄れているかもしれません。
ただ、かつて最も高かったという金茂タワー、TV塔(東方明珠塔)、とも展望台はそれぞれに景色も違えば味があります。
オイラはTV塔なんかも好きだけど、買い物や食事等半日過ごすことを考えると森ビル設計の上海森ビルが安心します。(上海タワーには行ったことがありませんが)
是非、この上海の高層タワー協奏曲のような場所へ行って見て、自身の好みを選んで登ってみてください。
ほな、家族と、友人と、夫婦で、一人で、旅いこか。