ジャワ島の古都は魅力満載ジョグジャカルタ!【世界旅行記 インドネシア編その1】

2022年1月6日友人と, 東南アジア, 海外2000年, アジア, インドネシア

ジョグジャカルタ

オイラが、ボロブドゥール遺跡を見るためにジョグジャカルタを訪れたのは2000年4月。しかし、ボロブドゥール遺跡以外にもジャカルタには思いのほか見どころ満載。

ここでは、遺跡を除いたジョグジャカルタの魅力を紹介します。

ボロブドゥール遺跡とプランバナン寺院群遺跡のコラムを見たい方は、【世界旅行記 インドネシア編その2】をご覧ください。

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この旅の魅力

ジョグジャカルタ市は、16世紀~18世紀にかけてインドネシア共和国の王宮を中心に一時期ジャワ島全土を治め新マタラム王国として発展した古都であり、独自の文化を残す著名な観光都市。

インドネシアでは、共和国として唯一地域王室制度を存続させており、16世紀末期以降のスルタン(国王)の存在が今も生き続いている街を見ることが出来る特別な旅となります。

ジョグジャカルタ

ジョグジャカルタは、16世紀以降の国王が生き続ける独特の文化をもちます。

googleMAPで見るジョグジャカルタ

ジョグジャカルタはココ⇑

ジョグジャカルタ空港

ジョグジャカルタ空港に到着。

ガルーダがお出迎え。

街の風景

ジョグジャカルタの街の風景

街中はこんな感じ。

想像以上に人・車・バイクが多い。やはり人口の多いインドネシアだ。

フレデルグ要塞博物館

フレデルグ要塞博物館

近代歴史博物館であり、インドネシアの独立の歴史を知る為の博物館であり、建物はもともと当時オランダ軍が要塞として使用していたものを利用。

インドネシアの歴史には、日本人との友好関係も知ることが出来る。

クラトン(王宮)

クラトン(王宮)

スラタンの住むクラトンは、一般開放されており居住区など一部を除いてその広大な敷地にある王宮内部を見ることが出来ます。

魔除けの神「カーラ」がお出迎え

魔除けの神カーラ

カーラはヒンドゥー教の守り神としてインドネシアの国民に大変親しまれている。

ただ、ヒンドゥー教でなくともボロブドゥール遺跡や寺院等では必ずと言っていいほど入り口に飾られています。

王宮の館

王宮の館

儀式殿

儀式殿

壁の無い開放的な空間に、儀式用の楽器が展示されている。

タマンサリ(水の宮殿)

タマンサリ(水の宮殿)

タマンサリ(水の宮殿)は、王室のプライベートな空間。

マタラム王国初代スルタンにより離宮として1765年に建設、王宮とは地下通路で結ばれており、ガムラン音楽の演奏やジャワ伝統舞踊などの祭場、要塞等として様々な役目を持つ。

まずは宮殿への入り口へ。

中を進むと、きれいな水面が見えてきす。

水面はプールであり、南北に3ヶ所あります。南が王妃用、北2ヶ所が側室用だったそうです。

王宮とは地下通路で結ばれています。

バティックを作る為、蝋で模様を描いている女性

近くには、バティックを作る為、蝋で模様を描いている女性の姿が。

ニコニコしていて、なぜだか微笑ましい。

影絵芝居劇場

王宮北の広場前に位置する影絵芝居劇場へ。

影絵芝居劇場

ここは、10世紀には既にあったとされる人形を用いた伝統的な影絵芝居である「ワヤン・クリ」を演ずる劇場。

2009年9月にユネスコ無形文化遺産「人類の口承及び無形遺産の傑作」に登録されている。

影絵芝居の裏側

影絵芝居の裏側を見せてくれた。

素晴らしい影絵芝居を見ていたスクリーンの裏側では、たった一人の人形遣いが、語りながら音を出しながら、複数の人形をスクリーンに近づけたり遠ざけたりして見事に操っていた。

芸術業、すごいの一言!

影絵芝居の人形作りの裏側

ただ、写真を見て不思議に思うことか無いだろうか?
Q1.影絵芝居では影絵に使う人形の色は関係ないはずなのに、何故色彩が鮮やかなの?
A1.それは、ワヤン・クリでは、スクリーンの裏側はあの世で表側はこの世と考え、あの世の鮮やかな美しい世界は現世では白黒にしか見えないとされているから。

影絵芝居では、裏側でガムラン奏者による伴奏が生演奏で行われていました。

Q1.ガムランって何?
A1.ガムランとは、インドネシアで行われている様々な打楽器による合奏の民族音楽の総称。
鉄琴、太鼓、ドラ、釜、等が用いられます。

インドネシアってこんな国、ジョグジャカルタ特別州ってこんな町

インドネシア共和国は、人口は2億3000万人で世界第4位、世界最大のイスラム教徒を有する国家。面積は190万㎢(日本の5倍)で5,110kmと東西に長く、赤道南北周辺に13,000強の大小の島からなる共和国。

現在のジョグジャカルタ市は、ジャワ島中南部にあるジョグジャカルタ特別州に属する。ジョグジャカルタ特別州の人口は約350万人、民族はジャワ人が90%以上、住民の大多数は独自の文化と歴史を尊敬する穏健なイスラム教徒である。産業は、活火山による肥沃な土地のお陰でインドネシア屈指の農業が盛んな地域である。

インドネシアは、共和国として唯一地域王室制度を存続させており、スルタン(国王)がジョグジャカルタ特別州知事を務めている。即ち、16世紀末期以降のスルタンの存在が今も生き続いている街なのである。

因みに16世紀って、日本でいうおおよそ織田信長の時代から。今でもその王宮で暮らしており、器が大きいのか一部を開放しているんですね。

お勧め

インドネシアのジャワ島中部の古都ジョグジャカルタ観光として、ボロブドゥール遺跡観光を目的地としていたのだが、時間があったのでフレデルグ要塞博物館、王宮、水の宮殿、影絵芝居、をみました。

そこでは、インドネシア共和国の近代王朝文化及びその歴史を知り、また2009年に世界文化遺産となった影絵芝居も見ること、さらにここでは語れないような話も知ることができ(オイラの浅い)知識欲を満足してくれる旅となりました。

近代の王朝文化を知ることでボロブドゥール遺跡やプランバナン寺院群の頃の文化を知ることにより興味がわきます。

この旅は、インドネシア共和国の歴史を知り、世界遺産も文化遺産と自然遺産を見ることが出来る非常に面白い旅になります。

ジョグジャカルタへ、友人と、一人で、旅いこか。

神秘的な巨大曼荼羅で世界観が変わる、ボロブドゥール【世界旅行記 インドネシア編その2】に続きます。

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