象好き必見スリンの象祭り【世界旅行記タイ編】

2022年1月6日夫婦で, 東南アジア, 海外2001年, アジア, タイ

スリンの象祭り

象好きのオイラは、一度は行ってみたかったタイ王国スリン県の象祭りに2001年11月に夫婦で行ってきた。

とにかく、“象祭り”という名前だけでもわくわくしませんか?このお祭りに行くと、象の魅力がますますわきます。

それでは、この記事を楽しんでいただければ嬉しいです。

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この旅の魅力

微笑みの国タイ王国では、象を神聖な動物として扱っている。象は神に通じる存在、それ故タイ王家のシンボルは白象(栄光と幸運の象徴)である。

この象祭りは、タイ3大祭りの一つ※①。年に一度の開催で、タイ全土から250頭以上※②のタイでは神聖なる象が集まるお祭りなのだ。一日にこれだけの象が集まるのもこの時だけ、世界から観光客が来るというのもうなずける。

また、アジア象はアフリカ象に比べ小柄だが、お利口だとのこと。象好きには必見のお祭りです。

※①
Q1.タイ3大祭りとは、他にどんな祭りがあるの?
A1.タイ全土で毎年陰暦12月の満月の日(11月頃)に行われる「ロイクラトーン祭り」、タイ東北部ウボンラチャタニー県で毎年陰暦8月の満月の日(7月頃)に行われる「ろうそく祭り」があります。
※②
Q1.象250頭以上ってすごい数ですね。
A1.2003年には象の参加総数269頭でギネス記録も樹立しているんだよ。まだ上を狙っているみたい。

タイのスリン

googleMAPで見るタイのスリン

スリンはココ⇑

移動

バンコクからスリンまで約500km、だいたい東京-京都の距離。新幹線もなく陸路での移動は辛い、遠い、ふ~。

ただ、楽しみあれば辛さもへっちゃら。

象祭りのチケットとスケジュール

タイのスリン象祭りのチケット

先ずは、チケットとスケジュール入手。料金は、当時500バーツ(約1,700円)

ピマーイ遺跡見学

ピマーイ遺跡見学

象祭りのスタートは朝早いので、前日に近くのナコーンラチャシマ県に入り、11~12世紀クメール帝国時代のピマーイ遺跡を見学。

アユタヤやスコータイ時代よりも古く、クメール帝国全盛期の時の遺跡だと!?

確かに言われてみれば、カンボジアのアンコールワットの原型だろう。そう考えるとアンコールワットは意外と新しい。11~12世紀とは、日本は平安時代か~。

スリンの象祭りの始まり

スリンの象祭りの様子

クメール遺跡見学も終わり、翌朝7時45分に始まるので、よく寝てから象祭りへ直行。

では、いよいよ待ちに待った象祭りのはじまり。

象祭りで整列する象

どんどんと出てくるスリン象祭りでの象たち

象が厳かに登場。

どんどん登場、また、だんだん小さくなっていくけど、何頭出てくるのやら。

だんだん輪になっていく象

だんだん輪になっていく、オイラが小学校低学年時代に読んだエルマーの冒険にあったワンシーンに思いを馳せる。あの時はトラでチーズになったのでは?

象さん数珠繋ぎ、この言葉で越前屋俵太を思い出すのは関西出身の50代TVっ子だからやろうな。

象さん綱引きの開始

人50人と象1匹の綱引き対決

象一頭に対して、人が勝つためには40~50人必要だという。

この写真をみると、象も精一杯頑張っているみたいだ。

人を踏まないように進む象

これは、象がきちんと下にいる人を判断して踏まない利口さを示したもの。

人を跨いで、ひえ~。どんなにミスは無いと言われても、オイラは意地でも参加するか!(# ゚Д゚)

某筆箱は象が踏んでも壊れないかもしれないが、人はダメだ。

象さんサッカーの開始

スリン象祭りにおける象たちのサッカー
ラグビーのようなサッカーを繰り広げる象

当然、サッカーのルール通り、11頭対11頭。ゴールポスト目掛けて器用にボールを蹴っている。

時に長い鼻でつかんで走り抜けるさまは、ラグビーのようでもあり迫力満点。

アユタヤ王朝時代の戦のシーン

アユタヤ王朝時代の戦のシーン

アユタヤ王朝時代にクメール帝国との戦いを映画のように見せてくれた。

その他の芸

象による組体操

さらには、鼻でのお絵描き等もあったけど、写真が無い😢

スリン県ってこんなところ

スリン県は、カンボジアに接する国境で12世紀にはクメール帝国の重要な都市※③として栄えた街、人口約130万人で県章にはクメール遺跡と象がデザインされる県である。

※③
Q1.世界3大仏教遺跡で有名なカンボジアアンコールワットとはどのぐらい離れているの?
A1.アンコールワットは、カンボジアのシェムリアップという都市に位置し、スリン県とのその距離は僅か250kmほどの距離。

こぼれ話

象祭りで理解できるのですが、象は高い知能と記憶力を持っているようです。

象は、10年以上離れていた仲間を認識する記憶力、優しくしてくれた人への愛情表現や危害を加えた人への攻撃姿勢を持ち続けたり、加えて、仲間の死の際に順番に鼻をつける等葬儀のような行動をとることでも有名。

象は大きくおっとりしているだけの動物に思われますが、喜びや悲しみの感情を持ち、訓練次第では人間の言葉をある程度分かるようになる頭のいい動物だということもわかります。

お勧め

象祭りは、大人も子供も誰もが楽しめるイベント。

クメール遺跡はお子様にはちょっと退屈だと思うけど、象祭りは家族で行くのがお勧めです。道中を考えると、あまり小さなお子様を連れて行くのは難しいかもしれませんが、後々記憶に残るお祭りだと思います。

お子様がいれば象祭りだけでも、友人や夫婦、そして一人ならピマーイ遺跡も見て歴史を感じると面白いと思う。

ほな、旅いこか。

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