非日常の感覚が刺激的な少数民族の村メーホンソーン【世界旅行記タイ編】
オイラは、過去にTVで見たことがあるタイ少数民族カレン族(首長族)に会ってみたいとふと思い、2001年12月に実現した。
それでは、この記事を楽しんで読んでいただければ嬉しいです。
この旅の魅力
タイの少数民族に会う旅です。
タイの少数民族は、観光客に物乞いしたり、モノを売りつけたり、といった面は一切ありません(当時)。
それどころか、いざ会ってみると、シャイで照れ屋でおしゃれな普通の村人たち。ニコニコしていてワーイ※①で歓迎してくれる素敵な人たち、という印象。
貧しいけど心は豊か、戦前の日本にタイムスリップしたみたい(オイラは戦前の日本を知らないけど)な感覚を味わえる貴重な旅です。
※①
Q1.ワーイとは?
A1.タイの合掌してお辞儀をする挨拶です。
メーホンソーンへの旅
メーホンソーンはココ⇑
前日の道中、ホテルへ
タイで有名な少数民族首長族(カレン族)に会いたくて、メーホンソーン空港へ。タイならでは、空港にお坊さんの姿も。いいな、この仏教国の光景。
何の像か記録していないのでわからないけど、目立っていたのでとりあえず写真をパシャリ。
ところどころ、写真をとりながら、ホテルへ直行。
宿泊したホテルのパンフレット。
宿泊したホテルの外観はこんな感じ。
翌朝の光景。
早朝、散歩がてらに、市場の方面に歩いてみた。やはり、仏教国、お坊さんに所々で出くわす。
これも日本では非日常の光景、珍しいのでシャッターをパシャリ。
村の市場はこんな感じ。散歩が終わると、ホテルに再度戻りホテルについている朝食をパクリ。
朝食。ジュースにパンにポテト、タイでのブレックファーストでした。
Wat Chong Kham
拝観料無料で、チョンカム湖のほとりに白と金で落ち着いたたたずまいの雰囲気を持つミャンマー式寺院。
外観は、金ぴかでなくミャンマー式だけあって、あか抜けたおしゃれな感じが良い。
カレン族(首長族)に会いに
さあ、首長族(カレン族)に会いに行くため船で出発。
ワクワクする。
象の集団が見えてきたあと、到着。
Boat Landingの看板が。
たぶん、タイ語でようこそ(Welcome)と書いてあるのだろう。
鍾乳洞の中に仏陀が(首が無かったのはどうしてだろうか?)
カレン族(首長族)の村で
首長族の目抜き通りはこんな感じで、当時はひっそりしていた。観光客が来たと言って寄ってくるわけでもなく、おいらの存在は気にしてない模様。
普通の観光地だと、現地の人が寄ってきて何かを売りつけてくるのだが。のんびりしていて心地よい。
写真を撮るのも、流石微笑みの国タイの少数民族、撮っていいよと言い、お金も要求してこなかった。なので、ほんの気持ちとして、それなりのお土産をあげることとした。
今もこの観光地とは思えない光景が残っているといいのだが…。
ちょっと歩くと、観光客がちらほら。
観光客がいない方が非日常感があり嬉しいけど、観光資金が地元に落ちないことを考えると観光客がいることで何だかほっとしたような。自分勝手であり、自己矛盾してますね。
家の中はこんな感じ。もちろん写真を撮ると断って写しました。
写真を撮られることになんとも思わないようだ、おいらに関心ないことは寂しい。シャイなのかなぁ?
ちょっとこっちを見てくれた。よく見ると、足にも金の装飾が。
そして、ミャンマー人と同様タナカ※①を顔に塗っている。やはり、ミャンマーから来た民族なのだろう。
※①
Q1.タナカって何?
A1.ミャンマーでは、女性や子供は日焼け止めや美肌効果を目的に白粉のようなパウダーを頬や鼻筋に塗っている。その白粉のようなパウダーを「タナカ(Thanaka)」という。
小さなお土産物屋さん。
もっと積極的に売ればいいのにと思いつつ、金銭欲が無い豊かな心を維持してほしい。
やはりゴールドで首の長さが際立ち綺麗に見えますね。
エレファントトレッキング
首長族を後にして、また船に乗り、着いた先でエレファントトレッキングの予定。大好きな象にのれるということで、楽しみ。
いよいよ象が見えてきた。
やっと象に会えた。ただ、象はやはりデカイだけに、バナナ一房を一口でパクリ。
当時タイの地方で一房30円程度(しかも観光客価格?)で売っていたことを考えると、象を飼育するのも可能なのかな?
では、よいしょっ。
象のお尻をカメラでパシャリ。結構目線が高い。
こんな感じで、川の深いところまでてくてくと。
ここで象が屈んだり横になったりしないか、若干心配した。
川の次は山をトレッキング。
視線が高く雄大な景色をゆっくりのんびりと満喫。
メーホンソーンってこんなとこ
メーホンソーンは、ミャンマーとの国境に位置し、全県民の63%が少数の山岳民族で構成され共に暮らしている。
ここの山岳民族は、ミャンマー政府による迫害や弾圧から逃れるためタイへ移動してきた歴史があり、ミャンマーの影響を色濃く受けている。寺院はミャンマー式。
こぼれ話
首長族の女性は5歳ぐらいから首輪を徐々につけ始めるそうです。
そもそも真鍮製コイルである首輪を首に巻くきっかけは、この地方によく出るトラに急所を噛まれないための防衛策としてだったことが、そののち首の長さが美の象徴になっていったようです。
因みに首輪の重さは3~5Kg、腕や足にもつけており総重量は10Kg近くになることも。どこの世界もオシャレは楽しいけど大変ですね。
お勧め
首長族や象のトレッキングは、大人も子供も誰もが楽しめます。まさに都会の喧騒から離れた非日常空間を味わうことが出来ます。
ただし、木船に乗ったりぬかるみを歩いたり、と少々サバイバル的な要素もある為、あまり小さなお子さんにはハードルが高いかもしれません。
メーホンソーンでは、首長族のような特色のある少数民族に会うことができ、貴重な体験となります。
また、象に乗ることはあっても、象に乗ってトレッキングが出来る場所は他に少ないと思います。
少し遠いですが、貴重な体験の宝庫メーホンソーン。ほな、夫婦で、友人と、旅いこか。