説明不要の心温まる都市台北【世界旅行記台湾編その2(観光編)】

2022年1月6日アジア, 友人と, 海外2009年, アジア, 台湾

台湾の故宮

説明不要の心温まる都市、魅力満載台北!【世界旅行記 台湾編その1(グルメ編)】の続きです。

台北は魅力満載で、主にグルメだけでその1が完結してしまいました。その為、ここでは観光編として、台湾の観光について記したいと思います。

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台北の観光

Taipei101

台湾台北のシンボルTaipei101

出た、台湾台北のシンボルTaipei101。

名前の通り101階建て508mの高さを誇る台北で大きな存在感を示している。

台北101

折角だというので、高いところに上りたい衝動にかられ、先ずは入場券を買う。

当時400台湾ドル(約1,400円)、他国の高層展望台と比較すると比較的リーズナブル。

89階の展望台へ。

台北市
台北市

展望台から見た景色はこちら、台北市が一望。

もう少し晴れていればよかったけど、これぐらいでも悪くない景色。

台北101を支える免振対策

このビルを支える免振対策がこちらの球状のもの。

オープンにしてオブジェ化して展示しているのは、オイラが知っている限りでは、上海金茂タワーとココだけかな?

台湾総統府(旧台湾総督府)

台湾総統府(旧台湾総督府)

台湾総統府(旧台湾総督府)正面

日本は、1895年から1945年まで台湾を統治、その中心として台湾総督府を建設しました。その後、中華民国政府は、修復を重ねながら1950年に「中華民国総統府」とし、今も政治を担う場所として機能しています。

ルネサンス様式の外観は非常に美しく、当時の日本のデザイン力・技術の高さが伺えます。

オイラは、「東京駅と似ている」と思ったので確認すると、やはり設計者が師弟関係※①にあるようでした。

※①
Q1.東京駅と台湾総統府の設計者の関係は?
A1.東京駅の設計者は、辰野金吾氏と共同経営者葛西萬司氏で、日露戦争が終わった1908年に着工し1914年12月に開業。一方、現在の台湾総統府(旧台湾総督府)の基本設計は、辰野金吾氏の弟子である長野宇平治氏が選ばれたが、辰野の助言により総督府の象徴として中央塔は赤煉瓦造りで日本一高い60mとするなどして、1919年に完成している。

中正紀念堂

台北市中心部の広大な敷地にそびえる中正紀念堂へ。

台北市の中正紀念堂

ここでは、圧巻の衛兵交代式を見ることが出来る。男に興味は無いけど、台湾で身長や体形を含めて選ばれたイケメン衛兵のみだという。

「中正紀念堂」は、そもそも初代中華民国総統の蒋介石への哀悼の意を込めて建てられた紀念堂とのこと。蒋介石のことを十分知ることが出来るので、台湾では衛兵式を含めて必見スポット。

蒋介石像

蒋介石像

台湾の衛兵

衛兵がお出迎え

台湾の衛兵交代式

衛兵交代式、見ごたえがある

蒋介石ギャラリー

台湾公用車米国製キャデラック

先総統 蒋公座車、と書いてある。当時の公用車は米国製キャデラックなんだ、へ~。

国立故宮博物館(中山博物館)

国立故宮博物館(中山博物館)

中の写真を撮ることが出来ず残念だけど、見ごたえ十分。最低でも半日以上は見るつもりで行った方がよいスポット。

有名な翠玉白菜や肉形石等、石で本物と見間違うほど精巧な技術を持った中国の職人に感心しきり。中国4000年の歴史とかいうけど、これだけの歴史的価値を見ることが出来るのもここだけだし、台湾の故宮を見ると中国の奥深さを肌で感じる。

ここでも国旗がひらりとたなびいているところをパシャリ。

その他

やはり台湾人は健康志向。普通の公園にも足つぼ石畳が。日本ではどこかのお寺で体験したことがあるが…。

グランドホテル台北(圓山大飯店)

なにやら目立つ建物があったので行って見たら、ホテルだった。名前はグランドホテル台北(圓山大飯店)だった。泊まってみたいな~。

中は台湾らしくゴージャス、次に台湾に行くときは泊ってみたい。

台湾ってこんなとこ

台湾の面積は日本の九州ぐらいの大きさ、人口は日本の約5分の1で約23百万人。

日本は1895年から1945年まで台湾を統治していたが第二次世界大戦で降伏、その際、中華民国は台湾にある日本の統治機構を接収して自国の一部に編入して台湾省とした。

その後、蒋介石率いる中国国民党と毛沢東率いる中国共産党の共通の敵であった日本が敗戦したことにより、主導権争いである内戦が再開、中国共産党が勝利。中国共産党は、直ちに1949年に中華人民共和国を建国、1950年には中国大陸、海南島、を支配した。

一方、蒋介石率いる中華民国は、同年(1949年)に政府を中国大陸から台湾島に移しました(台湾に追いやられた)。そもそも第二次世界大戦での戦勝国は中華民国、資本主義による経済発展、米国・日本との交流、により存在感を強めて大陸を奪還しようとしていたが、1972年2月には米国と中華人民共和国が国交を樹立しました。

同年9月には、日本と中華人民共和国は日中国交正常化を締結、国際連合の代表も中華人民共和国を支持したことにより、中華民国の地位は一気に低下しました。

中華人民共和国は、「台湾同胞を含む全中国人民の祖国統一は責務である」といい、中華民国は一国二制度制のなかで存在しているという立場です。

こぼれ話

台湾には在中華民国日本国大使館が無いの?

そうなんです。台湾は親日的で日本との交流は深いものの、国家承認の問題から在中華民国日本国大使館は設置されていません。しかし、代わりに台北駐日経済文化代表処が大使館業務を代行しています。

お勧め

台湾の魅力は説明不要、言わずもがな、ですよね。

冒頭【この旅の魅力】に書いた通り、観光客の様々なニーズに応えてくれる場所なので、共通の趣味嗜好を持った友人と行くことをお勧めします。なお、もちろん一人でも、夫婦でも、恋人同士でも、家族でも、受け入れてくれることに間違いなしです。

ただし、どなたかと一緒に行く際に気をつけたいことは、興味関心の擦り合わせと旅先での行動を事前に話し合うことが重要です。歴史が好きで故宮を見たい人は、一日いても飽きないでしょう。一方、興味ない人は、半日ぐらいが限界だと思います。

魅力あるものが多いだけに行きたいところが別々となった場合、行動を共にすることが苦になることもあるからです。最悪の場合、別々の行動をとったり、いやいや行動を共にして後悔したり、と良いことがありません。

魅力満載の台湾、事前に旅行計画を練って是非楽しんでください。

ほな、友人と、一人で、恋人同士で、夫婦で、家族で、旅いこか。

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