ワクワクドキドキ最先端技術を体感した上海とリニア【世界旅行記中国編上海市その1】

2022年1月6日アジア, 友人と, 海外2008年, アジア, 上海市, 中国

上海リニア

中国上海市、中国最大のビジネス都市、オイラは2008年4月に初めて訪れたが、8月にはここが生活の拠点となることが決まっていた。

当時、まずは、成田国際空港から1999年に開港した上海浦東国際空港に到着、その後虹橋エリアに行くため2004年1月に商業運転を開始したリニアモーターカーに乗車した。

その際の当時の様子を記します、どうぞ。

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この旅(?)の魅力

上海浦東国際空港に着き、虹橋エリアへ向かう方は、一度は乗ってみたいと思うリニアモーターカー。

それもそのはず、当時の写真で431Km/hと写真にあるが2015年10月時点でさえも常設の運航として世界最高時速であるようだ。

また、超高速の磁気浮上式鉄道で一般商業運転を行っている全世界で唯一の路線であるとのこと。

この「世界最高速」を比較的容易に味わえる上海の旅(?)の様子をどうぞ。

上海に到着して

googleMAPで見る上海
上海市はココ ⇑

当時の上海市は人口2千万人、在留日本人5万人、常時滞在日本人(含む出張者・観光客)10万人、と言われるBig City。

どんな生活が待っているかドキドキしながら、上海についた。

上海浦東空港に着き、案内人に導かれるまま次に向かったのが上海リニア新幹線(マグレブ)の改札口。

その名も「上海磁浮」。上海市を磁石で浮いて走るから(上海市の磁気浮上式鉄道)、ということ。

路線全長30Km、最高時速430Km/h、乗車可能人数574名。

上海浦東国際空港-龍陽路間のみ。料金は、確か普通席40元(約600円)、VIP席80元(約1,200円)。

上海リニアに乗り込む

上海リニア

ここでは、乗車する目的が移動ではなく、体感するための観光の一つ、のようであり、大半の人が記念として写真を撮っていました。

上海磁浮

中国で宙に浮いて走るなんてとんでもない、と思いつつ好奇心が先立ち「えいっ」という気持ちで乗車。

ドアが閉まって、さあ出発です。

なんと、移動目的でもなさそうだというのは本当のようで、アトラクションのようにスピードメーターが設置されています。

ワクワクドキドキします。ドキドキの理由には、本音では「大丈夫かな?」という不安も。

上海リニア時速304km

まずは、300Km/h 越え。東海道新幹線の最高速度が285Km/hなので、既に地上での自身の最高速度体験は人生初となりました。

でも、リニアは明らかに静かです。

上海リニア時速376km

どんどん加速します。

上海磁浮(リニア)表示最高速度430kmを上回る431km

でた!表示上の最高時速430Km/hを1Km上回る

431Km/h。この速さは、2015年10月時点でも世界最高速度であり、オイラは知らず知らずのうちに体感をしていた。しかし、それでもまだ明らかに静かだ。

これ以上のスピードは技術的に出せるようだが、住民への影響等があり、抑えているとのこと。

オイラは、住民への影響が大切だが、安全性の方が不安だ。このスピードで事故をしたらひとたまりもないだろう。

写真はたまたまぶれているけど、これは振動ではなく興奮から。残念!

上海市ってこんなとこ

現在の上海市は、GDP世界第2位中華人民共和国直轄市(北京、上海、重慶、天津)の一つであり、最大の経済都市。面積は東京都の約2.9倍、常住人口は約2倍の2,600万人。

場所は、上記地図を見ていただければわかる通り、おおよそ東京と福岡間の同距離を直線上で伸ばしたところと憶えやすい。

因みに、googleで、「上海、世界最大」と検索すると、上海スタバ、プラネタリウム、日本人学校(当時から有名)、水素ステーション、ユニクロ、国際貿易港、ディズニーストア、屋内スキー場(予定)、と枚挙にいとまがない。

本当に驚くべきBigCityだ。

こぼれ話

上述、上海スタバが世界最大、面積は2800㎡ある、という。オイラが上海に住んでいた2008年は、中国はやはりお茶の文化でスタバは既に多少あったが、ケーキも生クリームはほぼ無くバタークリームで悲しかったことを思い出す。

確か、2008年当時の上海のスタバの店舗数は80店舗強、2016年度は539店舗、現在では2019年までに米国を抜き世界最大にするという。2009年に名古屋のシェ・シバタが上海にオープンした時に大喜びしたことを忘れない。

中華から洋へ、若者の文化は急速に変わるものだと、実感。

リニアの印象

上海リニアは意外と快適、スピードの慣れというものは恐ろしいもので、最高時速の後、時速300Km/hぐらいになった時には「遅っ」と感じ、その後8分後には終点に到着。あっという間のアトラクションという感じ。

また、終点龍陽路からどこかに行くには、結局タクシーか地下鉄に乗り換えなければならないので、普段使いには?。やっぱりアトラクション。

ただ、上海市を訪れ虹橋方面に行く日本からの初出張者は、概ね一回は必ずと言っていいほど「乗ってみたい」という。アトラクションと考えれば、当時約600円は相応かも。

このリニアモーターカーの収益性はわかりませんが、当時の中国は技術を見せつけアトラクション的な要素でビジネス上の観光の一つとして楽しんでもらいたいと考えたのかと、ついつい勝手に憶測してしまった。

この8分乗車の高いと考えるか安いと考えるか?どうやら採算ラインの乗車人数を達成していると聞くと、中国として上海リニアは大成功なのでは?

お勧め

上海リニアは当時では、最新技術の観光の一つであったが、既に15年前の話。

因みに、現在日本で運航している常設実用路線のリニアモーターカー(磁気浮上式鉄道)は、2005年に開催された愛知万博開催時に運航した通称リニモがある。しかし、最高時速は100Km。

スリル満点の世界最高速度を体感しに中国上海市に、一人で、友人と、ほな旅いこか。

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