雄大な大自然のもとで独自文化を形成した国【世界旅行記ネパール編その2】

2022年1月6日友人と, 東南アジア, 海外2000年, アジア, ネパール

エベレスト山脈

「多民族・多文化」カオスの街と歴史を垣間見たカトマンズ【世界旅行記ネパール編その1】の続きです。

ネパールは、現時点で、ユネスコ世界遺産は自然遺産2つ、文化遺産2つ、と4つの世界遺産を有するほど、観光の魅力が沢山あります。

豊富な自然に加え、文化の観光資源を持っている世界で有数の魅力ある観光地ネパール、ここではカトマンズ盆地バグタプル以外の魅力を紹介します。

それでは、カトマンズ盆地カトマンズのダルバール広場、ヒマラヤ遊覧飛行、ポカラ、の友人との旅の様子を、どうぞ。

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カトマンズのダルバール広場

プラタップ・マッラ王の石柱とジャガナート寺院

プラタップ・マッラ王の石柱とジャガナート寺院

この寺院は特に鳩が多いことで有名な寺院。鳩は平和の象徴であり、皆が餌付けをして大切にされている。

シヴァ・パールヴァティ寺院

シヴァ・パールヴァティ寺院

18世紀グルカ王朝時代にバハドゥール王が建立。緻密な彫刻の上の窓には、シヴァ神※①とその妃パールヴァルティが外を見渡しているのがわかる。この寺院の名前の由来となっている。

※①
Q1.シヴァ神って何の神様?
A1.ヒンドゥー教では、三神一体の考えがあり、ブラフマー神、ヴィシュヌ神、シヴァ神の3柱は、宇宙の創造、維持、破壊という3つの機能が3人組という形で神格化されたもの。その中でシヴァ神は“破壊/再生”を司る神様。

マジュ・デガ(シヴァ寺院)

マジュ・デガ(シヴァ寺院)

17世紀末マッラ王朝時代にパドガオン皇太后がシヴァ神を祀る為に建立。

カトマンズダルバール広場でひと際目立っていた煉瓦でできた九段の土台のうえに三重の屋根をもつネワール様式の寺院。
手前には白く塗ったシッカーラ※②があります。

どうやら2015年の大地震で、悲しいことに土台のみとなってしまっているとのこと、この寺院のみならず一日も早い復興を望みます。

※②
Q1.シッカーラとは?
A1.「山頂」を意味し、ヒマラヤをモチーフとしてシヴァ神を祀っている塔。

クマリの館

クマリの館

ネパールで女神クマリの化身として、生き神として崇められる少女「クマリ」が住んでいる。

カーラバイラヴ

カーラバイラヴ

目についたのがこのおぞましい像。

この像は破壊の神シヴァの化身であり、目を見開き、人間の皮を纏って、人々を恐れさせる外見である。

この前で嘘をつくと死に至ると言われており、かつては罪人が連れてこられ白状させられたそう。

ガルーダ像

ガルーダ像

ヴィシュヌ神を祀る寺院の前で比較的よく目にするガルーダ像は、インド神話に登場する神鳥。

宇宙の創造の神様ヴィシュヌ神の乗り物であるが、後に仏教にも取り入れられている。

カトマンズ市内の街並の様子

カトマンズ市内を高台から見た様子。

数種類のスパイスを路上で販売する女性

ダルバールの中では香辛料の販売だと思うけど、かなりの種類がある。さすがにお客様は全て知って選ぶのでしょうね。

スパイスの世界も奥が深いようだ。

ダルバール広場で野菜を売る女性

また、野菜を売る姿も。ダルバール広場は、市民の憩いの場であり市場の機能も持っているようだ。

大自然に触れて

カトマンズでマウンテンフライトを体験

せっかくネパールに来たら、ヒマラヤ山脈、特に世界最高峰のエベレストに登れなくとも自分の目で見てみたい、という人向けに60分間のマウンテンフライトというプロペラ機で見学することが出来たので、体験してみた。

多少コストはかかるけど、手軽にヒマラヤ山脈の絶景を見ることが出来るのはここだけではないだろうか?

小型プロペラ機

このような小型プロペラ機で周遊します。人と入り口の大きさを比べてみると機体の小ささがわかります。


ポカラにて

続いて国内線でポカラへ移動

ポカラ
ポカラの大自然

ポカラでは大自然が広がります。



ポカラの朝の街並

ポカラの朝の街並は、早くから活気があった。思った以上に人が多い。

ポカラではハイキングを楽しんだ後。帰国の途についた。

機内からは、最後のご褒美とばかりに雲海の上の絶景が待っていた。

ありがとう、また会いましょう(デレデレ ダンニャバード、フェリベントゥンラ)、ネパール連邦民主共和国!

ネパールってこんな国

【世界旅行記ネパール編その1】に記載していますので、是非みて下さい。

こぼれ話

ネパール語で、ありがとう、こんにちは、はい、いいえ、ってなんて言うの?

それは、ダンニャバード、ナマステ、ホ、ホイナ。

いいえが「ホイナ」って、関西人はとまどいそう。

お勧め

オイラの感想では、ネパールの独自文化の形成は、周囲は標高の高い美しいヒマラヤ山脈に囲まれ、ある意味では閉ざされた地域ながら、大国である中国とインドの間に位置することで、交易により人・モノが活性化し、繁栄していた際に多様な文化と多民族が共存したからだろう。

だからこそ、多民族、多宗教、の素晴らしさをお互いに尊重しあっているかのようにも思える街並である。

建物は基本的にはレンガと木でできている。木造建築の五重の塔等は日本人には親しみがわきます。

人も温かく、歴史もあり、文化もあり、自然もあり、と非常に美しい国であるので、是非もう一度行きたい国である。

大国に挟まれ交易で栄えた小国、日本とは正反対なんだ。

会社で多様性を認めろっていわれるのも日本ならではなんだな。

このような国を見に、友人と、夫婦で、一人で、ほな、旅いこか。

【世界旅行記ネパール編その1】も是非ご覧ください。

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