世界3大氷祭り、ハルビンの旅【世界旅行記中国編黒竜江省】
オイラは、世界3大氷祭りが中国黒竜江省哈爾浜で行われると聞き、ロシアとの国境に近い街とはどういうところかも知りたく2011年1月に行くことにした。
そこには、モスクがあるなど中国らしからぬ景色に加えロシア人のような人が中国語で会話をしていたり、半端ない氷の世界、に驚きの連続であった。
それでは、中国黒竜江省ハルビンの旅をどうぞ。
この旅の魅力
世界3大氷祭りとは、ハルビン氷祭り、札幌雪祭り、ケベックウィンターカーニバル。
ハルビンは、湿度が低く乾燥しており雪が降らない為、“氷の町”と言われていますが、この氷の町で行われる世界3氷祭りは意外や意外にメルヘンチックな祭りでした。
また、ハルビンでは中国らしからぬロシアの景観を見る事も出来、きっと、想像を超える極寒の氷の世界を楽しむことができる旅になります。
ハルビン氷祭り
ハルビン市はココ⇑
ハルビンまでのフライト
上海空港に到着、朝焼けがきれい。これからのフライトが楽しみだ。
上海航空で上海から哈爾浜行き8時10分発で出発。約3時間のフライトの旅である。
ハルビン空港に近づくにつれ、だんだん真っ白な大地が広がってくる。地平線?まで白く見える。
ハルビン太平国際空港に到着。
空港を出るといきなり氷のオブジェがお出迎え。これから氷の世界が始まるんだと気持ちが切り替わり、期待のスイッチが入った。
ハルビン市内
車で街中に移動すると、今度はロシア風の教会がお出迎え。ロシアの雰囲気、初めて訪ねる世界(ロシアに行ったことがないが…)。
ハルビン市は、ロシア風の建物や街並みが保存されているので、その景観から「東洋のモスクワ」や「東洋の小パリ」と呼ばれているという。
聖ソフィア大聖堂。ロシア正教会の聖堂。
教会の中では合唱団が賛美歌を歌っていた。
大きな広場も景色もロシアのイメージ通り。ロシア人観光客も多いが、話をすると地元民で中国語を話す人もいるから面白い。外見ロシア人が流暢な中国語を話す、中国は広大だ。
目抜き通り(?)だが、氷のオブジェが至るところにあり、建物を見ているとここが中国だとはとても思えない。
氷の世界でアイスキャンディーを売っているが、写真の通り人だかりができるほどの大人気。因みに、外気温を考えれば、当然冷凍なんてする必要ない。
氷祭り
若干、陽が沈み暗くなったところで、車で氷祭り会場へ移動。きらびやかな会場が見えてきた。
真ん中あたりがゲートの入り口。
近くで見ると、「第一二回哈爾浜冰雪大世界」と書いてある。まだ、12回目だと改めて知る。
きらびやかな氷の世界は、言葉は不要なので説明はしません。
氷のシンデレラ城⁉
馬車も走ってます(少しお疲れ気味でしたが…)。
氷の滑り台は順番待ちの人気スポット。
ハルビンビールはスポンサーなんだろうな?
食事
氷の世界を満喫した後は、お腹がすいたので食事にした。ここの食事も何だかロシア料理?であり、写真を撮ってないけどボルシチ等が出た。
ハルビンってこんな都市
ハルビン(哈爾浜)市は中国黒竜江省の省都。19世紀末にロシア帝国により鉄道の要衝として栄えた都市。第一次世界大戦後、中国が接収したが、満州事変から第二次世界大戦終戦まで日本が支配した。
驚くのはこの北の大地である都市に1000万人強の人が住んでいること。中国は何もかも想像を超える。産業では、機械工業が発達、航空機メーカーの工場もあるという。
ハルビン市の1月の平均気温は、-18.6℃。朝の最低気温は-40℃まで下がることがあるが、湿度が低く乾燥しており雪が降らない為、“氷の町”と言われている。
こぼれ話
ここで小さなハプニングを紹介。
氷祭りを見に行くため会場へ歩いて向かう最中に、ホテルから持って行ったペットボトルのお茶を飲もうとしたところ飲み口が凍っていて飲めない⁉
保温機能のボトルで温かいお茶を持っていくべきだった、あほやな~。その後は、重くて邪魔なだけの存在になったことはご想像の通り。
因みに、寒い世界で濡れたタオルを振り回すとカチコチになるのをテレビで見たことがあったのでやってみた。予想通り、期待を裏切らずにタオルは見事カチコチになりトンカチのようにして釘も打てそうだ。
「ここでアドバイス」オイラみたいな「あほ」はいないと思うけど、ここに行くときは面倒くさがらずに保温機能のボトルに温かいお茶を入れて持っていくこと必須です。
お勧め
オイラは、中国の東北3省を見たくて、その際、折角だからハルビンの氷祭りの時期を選びました。結果、大正解。
哈爾浜の氷祭りは規模も想像を超えとにかく圧巻です。中国すげー、と思います。
冬に行くなら防寒具必須で、お友達と、夫婦で、カップルで、ほか旅いこか。
中国近代史ラストエンペラーを訪ねて長春の旅【世界旅行記中国編吉林省】へ続く。